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●近現代資料

1.雲仙関係資料
<雲仙公園事務所資料とは>
 明治初めごろから外国人観光客が訪れ、避暑地として海外で有名になった雲仙の温泉街は、1911(明治44)年4月、我が国で初めて県立公園に指定され、8月に温泉公園事務所が設置されました。(国立公園指定は1934(昭和9)年、翌年「温泉公園」の名称が「雲仙公園」に変更されました。当時「温泉公園」は「うんぜんこうえん」と読まれていました。)
 1984(昭和59)年の国立公園指定50周年を機に、新事務所が落成、この時に古い事務資料類が県立長崎図書館に移管されました。
 資料内容は、明治末から昭和期にわたる宿泊人員調・ゴルフ場入場者調・天候気象調など管理事務書類、昭和初期の観光パンフレット類です。パンフレット類は、外国人旅行者を意識したものが多く、またその作成のため、各観光地の資料が集められています。


2.島原鉄道を創設した植木元太郎関係資料(『植木家資料』)
<植木家資料とは>
 植木元太郎は明治から昭和期にかけて活躍した実業家・政治家です。現在の雲仙市国見町で生まれ、村会議員・県議会議員を経て衆議院議員として地域振興に尽力し、特に島原半島の産業勃興や活性化のために、銀行や鉄道会社の創設に深く関わりました。明治44(1911)年に、払い下げられた本邦第一号機関車をもって諫早~愛野の島原鉄道の営業を開始しています。
 以後、島原半島循環鉄道を目指して口之津鉄道、温泉鉄道を設立し、小浜鉄道を合併するに至り、「鉄道狂」と呼ばれたり、自ら「鉄狂斎」と称しました。昭和15(1940)年には初代島原市長に就任し、政界においても島原半島の発展に貢献しました。
 植木元太郎の残した膨大な資料は2万5千点を超え、運輸・観光事業など経済・産業に関する資料や、歴任した国会議員や市長としての行政資料、また日常雑記や書簡等の家政資料など、その内容は多岐にわたっています。これらの資料を分析研究することは、長崎県のみならず地方の発展及び活性化のための重要な道標につながるものと考えられます。
 本館は、平成20(2008)年に植木元太郎氏の孫にあたる植木和憲氏から貴重な資料の寄贈を受け、資料を整理・保管するとともに、多様な研究に寄与できるよう広く公開しています。